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製法


インジェクションキット(射出成形キット)

インジェクションキット 金型の中に熱で溶けたプラスチックを高圧で流し込んで成形されたキットのことです。 大量生産に向き、パーツの精度も高いです。
製造には精密な金型と、大掛かりな射出成形の設備が必要となるためにイニシャルコストが高いのが難点で、製法上パーツに金型の合わせ目であるパーティングラインが生じる欠点もあります。
樹脂の通り道であるランナーがあるのが射出成形品の特徴です。 ランナーと部品を結ぶゲートはピンゲートにすることで小さくなりますが、樹脂の通り道が小さくなるため、生産性が犠牲となります。
金型は定期的に整備を続ければ長持ちし、40年以上生産され続けているキットもあります。
一般的なインジェクションキットの他、樹脂や軽合金を型に使った簡易インジェクションキットという物もあり、これは型の寿命が短い代わりにコストを下げることができるため、マニア向けの少数生産キット製造の手段として用いられることが多いです。
通常のインジェクションキットより部品の精度が劣る物が多いですが、一部のチェコ製合金型のものは通常のインジェクションキットに迫る出来の物もあります。



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