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静岡とプラモデル

静岡とプラモデル 静岡県はプラモデルやラジコンを代表に玩具産業が盛んで、タミヤやバンダイなど大手玩具・模型メーカーが静岡市を中心に本社や工場をおいています。 特にプラモデルに関しては全国売上シェア約90%です。
静岡市には徳川家ゆかりの静岡浅間神社があり、時の将軍の指示により寛永年間と文化年間の二度にわたり大造営を行った際に全国から様々な職人達が駿府、現在の静岡市付近へ集められ、造営が長期に渡ったため造営終了後も職人達の多くがそのまま駿府に定住し、その木工技術を活用して家具やひな人形、仏壇、蒔絵などの生産を始めました。
木工技法は代々受け継がれ、1932年(昭和7年)に今でも静岡市内本社を置くアオシマの創業者である青島次郎が、伝統技法を利用して木製の動力付き模型飛行機を製造販売したことを契機に、県内に多くの木製模型メーカーが誕生しました。
第二次世界大戦中は、原料不足から他県の木工産業が生産不能に陥るなか、静岡県は国から重要木工県という指定を受けていたことで、主に学校教材用として木製模型の生産も続けられました。
戦後1950年(昭和25年)以降欧米のプラモデルが輸入され始めても静岡の模型メーカーの反応は鈍かったが、国産プラモデルが発売されプラモデルの人気が上昇すると、静岡の各メーカーも1960年以降プラモデルの生産に順次参入し、木製模型からプラモデルへの転換が急速に進みました。
その後社会現象にもなったガンプラブーム、ミニ四駆ブームいずれも、静岡の企業からの生産出荷であり、現在の「静岡=プラモデル」の構図が成り立つこととなりました。


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