塗料用品
塗料
プラモデルを塗装するために使用します。
ラッカー系、アクリル系、エナメル系等いくつか種類があり塗料はその特質を知って使いこなすことが重要です。
ラッカー系塗料は日本で多用されていて、乾燥が速く強固な塗膜が形成できる利点を持つ塗料です。
溶剤の蒸発により樹脂が塗膜を形成するため、アクリルラッカーに分類され、溶剤が非水溶性であることを強調するために油性アクリル系塗料と呼ばれることもあります。
多くのブランドが存在しますが、模型専用塗料以外の模型向けの塗料にはトルエンなどを含むものもあるため注意が必要です。
アクリル系とも呼ばれる水溶性アクリル樹脂塗料は、溶剤としてアルコール系の水溶性の有機溶剤に水を混入したものを使用しています。
水で希釈することも可能ですが、乾燥時間が増し光沢面に塗れなくなることもあるので、プラモデルに塗る場合は専用溶剤で希釈することが多いです。
臭いや毒性はラッカー系より抑えられていて、引火性も低く安全性が高いものの、塗膜はラッカー系より弱く、上からラッカー系塗料を塗ると侵されます。
GSIクレオスの水性ホビーカラーとタミヤのアクリルペイントが代表的な国産の水溶性アクリル樹脂塗料です。
発売以来順次改良されていますが、使い勝手の面で敬遠するモデラーも少なくないです。
エナメル系塗料は、塗装後空気に触れることで化学反応が起き固化し、専用の溶剤で希釈します。
エナメル系塗料は乾燥が遅く筆塗りでもムラができにくい利点があり乾燥後の塗膜は光沢に優れています。
しかし、多湿な日本の気候には不向きです。
他種の塗料の塗膜を侵さない事からウェザリングに用いられる事も多いです。
タミヤカラーが代表される国産エナメル塗料です。
筆
模型専用の筆が、販売されています。平筆、丸筆と細部塗装用の面相筆が有ると便利です。
エアブラシ
圧縮した空気などの圧力によって塗料・絵具等を霧状に噴射する器具です。
缶スプレーなどと違い、噴射する塗料などは使う器具を変えずに使い分けることができます。
近年は模型メーカーから比較的低価格の製品が発売される様になりました。
マスキングテープ
塗装の際、塗り分けを行うために色をのせない部分を覆って色が付かないようにする粘着剤つきの紙テープです。 仮組みなどの際に粘着力の低いテープとしても用います。
サーフェイサー
主に塗装の前段階として使用します。
ヤスリがけで付いた表面の微細な傷などを埋める為や塗料の食い付きを良くする為に使われます。
筆塗りや、缶スプレー、エアブラシを用いて吹きつけて使用します。
傷やヘコミなどを見分けやすいグレー色が一般的ですが、フィギュアなど用にホワイトや肌色の製品もあります。
細かい彫刻が潰れることを嫌い、使用しないモデラーもいます。
プライマー
金属のメタルパーツやエッチングパーツ、レジン等の塗料の食い付きの悪い材料に塗装する場合に使用する下地塗料です。 通常は無色透明で、プラモデル用に開発されたもの以外は、プラスチックを侵す恐れがあるので注意が必要です。
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