工具
模型製作にはさまざまな工具を使用します。
全てを利用しなくても製作は可能ですが、基本中の基本としてプラモデル用のニッパーとカッターぐらいはある方が望ましいです。
ニッパー
ランナーから部品を切り離すのに使用します。
金属用ニッパーでは切断面が潰れたようになるため、プラモデル専用のニッパーを使用してください。
家庭にある爪切りで代用したという事例がよく雑誌等に掲載されますが、人間の爪より硬いプラスチックに使用すると、爪切りの歯が使用に耐え切れずに使えなくなってしいます。
模型用の歯の薄い製品は強く握ると歯が痛むので丁寧に扱いましょう。
真鍮線やエッチングパーツなど金属を切断する場合は刃こぼれを防ぐため、金属用のニッパーを使用します。
一部のガンプラは、ニッパーを使用しなくても簡単にランナーから部品を切り離せる物があります。
カッター
部品の切断・加工やモールドを彫刻するためなどに使用します。
使用する際はカッター台を用いたほうがよいです。
カッターナイフは本体に替え刃を内蔵するタイプで、替え刃は数枚をまとめたブレードになっており折って新しい刃に交換します。
主に大きなもの、直線を切る作業向けの製品です。
デザインナイフ・アートナイフは替刃を一枚ずつ交換するタイプで、曲線を切るなどの細かい作業向け製品です。
両者とも刃先の角度が異なった替え刃があり、用途に応じて選べるようになっています。
ピンセット
小さい部品をつかんだり、手の脂が付着するのをさけるため、シールやデカール等を貼る際に使用します。
金属やすり、紙やすり
部品の表面を削ったり整えたりするために使用します。 最近はラッピングフィルムやスポンジ研磨材も多用されます。
ピンバイス
手動でパーツに穴をあけるための細いドリル刃(0.1mm〜3mm程度)と装着する道具を合わせてピンバイスと呼ぶことが多いです。 刃と持ち手が一体となって販売されているものもあります。
接着剤、セメント
部品同士を接着するために使用します。
材料を溶かし、溶剤が蒸発して硬化することで接着されます。
以前は接着が必要なプラモデルにはチューブ入り等の接着剤が付属している場合が多かったのですが、現在では一部の外国製キットを除いて付属しておらず、別途購入しておく必要があります。
樹脂分を含むトロトロ型(貼り合せ型)と溶剤分だけのサラサラ型(流し込み型)とに大別されます。
瞬間接着剤
特殊な樹脂が主成分の接着剤で、空気中などの水分と急速に反応し、数秒から数分で硬化します。
金属との接着のように、溶剤に侵されない材質や、異なる材質同士を接着する場合に使用されます。
近年はプラモデルでも再現性向上のためにエッチングパーツなどの異素材部品を含む物が多く、製作の必需品となっています。
ただし透明パーツなどに使ったり近くにおいてあると、接着剤の成分で白く曇ってしまうことがあります。
パテ
部品のへこみなどを埋めるために使用します。 プラモデルの形状変更やオリジナルの造形にも用いられます。 硬化した後にカッターなどで切削・成形する事が可能ですが、パテによっては切削性の悪いものもあります。 プラモデル製作で使用されるのはラッカーパテ、エポキシパテ、ポリエステルパテの3種類が多いです。
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